内政干渉

 自民党武部勤幹事長が訪中時の二十一日、北京で中国共産党王家瑞対外連絡部長と会談した際に小泉純一郎首相の靖国神社参拝への中国の批判について「内政干渉だ」との見解を示したところ、王氏が強く反発し、武部氏が発言を事実上撤回していたことが分かった。日中関係筋が二十三日、明らかにした。中国側が「このやりとりはなかったことにしよう」と提案、公表されなかった。

 関係筋によると、武部氏は会談で、昭和五十三年に締結された日中平和友好条約を取り上げ「条約には内政に対する相互不干渉の原則が明記されている。配慮も必要ではないか」と、首相の靖国参拝中止を求める中国側を牽制(けんせい)した。

 王氏は「いま何と言ったか。あなたは与党幹事長ではないか。まったく信じられない発言だ」と強く抗議。同席した公明党冬柴鉄三幹事長と自民党二階俊博総務局長が「今の(武部氏の)発言は適切ではない」と応じ、武部氏は「誤解があったとすれば撤回します」と述べたという。

武部氏、直球を投げて相手がうろたえている。なのにすぐ撤回だそうだ。そんな簡単に引っ込めるのなら初めから何も言うな。というか、日本背負って中国行くな。
でも、直球が一番効くんじゃないかな。

自民党武部勤幹事長は25日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、中国の靖国神社参拝中止要求について、「内政干渉とは思わない」と述べた。ただ、小泉純一郎首相が靖国参拝を見送るかどうかについては「首相自身が判断することだ」として明言を避けた。

細田博之官房長官は24日午後の記者会見で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に中国が非難を強めていることについて「内政干渉に特に当たるとは考えていない。厳密な定義は『一国の主権を侵す形での干渉』で、それに当たるとは思わない」との見解を表明した。中国の呉儀副首相が小泉首相との会談を突然取りやめた背景に、靖国問題がある中、日中関係のこれ以上の冷却化を回避する狙いがあるとみられる。

こんな事、認めて良いのか?ダメでしょう。コメントしないって言うのなら何も言わなきゃいいのに。