少し振り返って

ブログを始めて一年近くになる。少し振り返って、何故ブログを始めたか、私の立ち位置はどういったものか見直して見たい。
きっかけは、

日本において民主化への努力は現在必要ではないのでしょうか。

というnoharraさんの指摘と、団藤さんのブログの以下の記述。

ブログの世界を中心に時事問題への議論を収集して3ヶ月余り、ネットに右翼的言辞が氾濫しているのに、個別政策的な課題では右からの発言がほとんど無いことに驚いている。

今までの私のこのブログでの記述は、正に団藤さんの言う

ネット上で主に対中国、対韓国・北朝鮮、対マスメディア関連で右翼的言辞を並べているブロガー

だったかも知れない。そして、日本の内政問題に対するコメントはして来なかった。他のブロガーは知らないが、これは私自身が、はっきりそう意図していたからだ。
私には、「アジア主義」の発想があるらしい。人は、何度か外国に行けば、自分の国に対するIdentityを意識しだすようだ。団藤さんの言うとおり、

日本という共同体の一員として、他の共同体と向き合い、日本国家を意識する場面だ。

そういう事だと思う。ただ、私も何度か海外に行く機会があったが、勿論日本人という意識もしっかり認識するが、寧ろ私はアジアの事を気にするようになった。

冷戦終了後のアメリカ、ヨーロッパという2つの大きな地域においてリージョナリズムが台頭し、軋みを上げながらも大きな流れが出来てきている。では、日本を含む、東アジア+オセアニア(これをZone3と読んでいる。)はこれからどうなるのか?

日本も大事だけど、極東アジアの事もちゃんと考えないといけないのではないか。
この地域の平和・安定が有ってこその日本の繁栄ではないのか?
しかし、現状はどうだ?日本、中国、韓国、北朝鮮、台湾…
世界的に国家として認められない国(台湾、北朝鮮)や、互いに国交の無い状態の国。海峡を挟んで政治的・軍事的緊張が高まり、防衛予算を増額するばかりの関係。
いやはや、、、
こういう動機があって、ブログのテーマを「Zone3の未来」とした。
もともと余り知識の無いほうだったから、主に中国、韓国、北朝鮮、台湾という国々との関係にテーマを絞って、日頃のニュースに気をつけ日記をつけるという事をして来た。
幸い、ネットの世界では、目を向ける努力をすれば、色々なものが見えてくる。
今年は、ネオコンの動きなども視野に入れて行きたいと考えているが、内政にも自分の意見を書いていこうかなと思っている。

基本的には極東アジアの平和を願う一市民、一日本人である。右的に見えるのは、多分私がリアリストだからだと思う。そもそも右だ左だとどっちかのチームがあるとは思っていない。(だから、右だ左だというレッテル付けも嫌いだ。)
戦争には基本的に反対だ。ブッシュのイラク侵攻も、今すぐ止めさせたいと思う。
これからも、出来るだけストレートに自分の意見を書いていきたい。