ガリレオ計画

GPS関連で注目すべき2つの話題。

GPSは、説明するまでも無く、衛星を使って地球上の位置を測ることの出来るシステム。高度な電子技術と、静止衛星を多数打ち上げる必要があり、現在米国の軍事用のシステムが広く利用されている。車などで使っているのは、あくまで米国のシステムを民間利用する形で用いているだけ。
GPSはITと結合され、ピンポイントでターゲットを破壊出来るスマート爆弾や、地上戦を行う戦車や兵士に装備され戦場で利用される、今や極めて重要な軍事インフラだ。

中国×ヨーロッパ連合

 中国とEU欧州連合ガリレオ計画という協力プロジェクトの総請負協定の調印式が9日北京で行われました。これは、ガリレオ計画が中国で実施の段階に入ったことを示しています。

 ガリレオ計画は、欧州委員会欧州宇宙機関が共に発起し、実施したヨーロッパの民間用衛星測位計画で、中国とEUガリレオ計画という協力プロジェクトは、現在中国最大の対外科学技術協力プロジェクトです。中国は去年10月、EU などの機構と正式にガリレオ計画実施に関する協力協定に調印しました。現在、中国はすでにシステム建設に関する3つの研究プロジェクトを始めたとのことです。 (03/09)

ヨーロッパは、中国と手を組むんですか。↓より詳しい話。

日本は?

一方、日本もやる。勿論、米国と一緒に^^;。

 日本版の全地球測位システム(GPS)整備に向けた官民の取り組みが本格的に動き出す。2008年度から09年度にかけて3基の衛星を打ち上げ、米国のGPS網と連携して運用する計画。政府・与党の対応が定まらず停滞状況にあったが、内閣直轄による政治主導の推進態勢を明確にすることで、民間投資に弾みをつけたい考え。実現すれば位置情報サービスの精度向上が見込まれ、ビジネス機会が広がりそうだ。

 自民党は9日、内閣など関係七部会による「測位・地理情報システム合同部会」(座長・額賀福志郎政調会長)を設置し、06年度予算案への盛り込みに向けた検討に入る。 (07:02)

但しこれ、私には日本のメリットが良く判らない。精度は向上するようだけど、結局はアメリカのシステムの費用負担見たいなもの?独立性がどの程度あるのか判らん。