台湾海峡は共通の戦略目標

ライス国務長官

しかし、ライス国務長官ってのは恐い顔だなぁ。

【ワシントン18日】18日付の米紙ワシントン・ポストは日米両国が20日、「台湾海峡は共通の戦略目標」と宣言することになったと東京発で報じた。同紙は宣言草案を入手したとして、ライス国務(写真)、ラムズフェルド国防両長官が19日ワシントンで町村外相、大野防衛庁長官と安全保障協議委員会(2プラス2)を開催したあとに同合意が発表されると伝えている。

台北駐日経済文化代表処の許世楷代表は同紙に対し、「日本が立場を明確にするのはこれが初めてだ。過去に日本は台湾問題について非常に間接的な対応をしてきた。我々は日本が自己主張を強めたことに安心している」と語った。

台湾を中国領土の一部と見なし、どのような独立の動きにも強く反対している中国は今回の日米の動きに今のところ反応を示していない。中国は台湾海峡の対岸にかなりの軍事力を集結している。また中国は台湾が独立を宣言すれば軍事力を行使すると警告しており、17日には、台湾との外交関係再開を求める決議案が米議会に提出されたことを強く非難している。

ワシントン・ポスト台湾海峡の安全保障を日米両国の共通の戦略目標と宣言することについて、1996年の共同安保宣言以来、日米安保同盟における最も重要な変化になると指摘している。〔AFP=時事〕

以前の西村議員の言うとおり、「中華人民共和国が一度でも台湾を支配したことがあるのか。一度もないじゃないか。だから独立を許さないなど、言うのは勝手とはいえ、よく言えたもんだ」と思う。

 台湾の謝長廷・行政院長(首相)は20日、日米安全保障協議委員会(2プラス2)共同声明に「共通の戦略目標」として、台湾海峡問題の平和的解決が盛り込まれたことについて「国際社会が台湾海峡の平和を重視していることに歓迎の意を表する」とのコメントを発表した。

 謝氏は「台湾海峡の平和(確立)は、両岸(中台)の安全と安定に役立ち、台湾も国際地球村の一員として責任を負う」とした上で「中国のミサイル配備という脅威の下で、陳水扁総統は何度も両岸の平和追求の決意を示している」と指摘、平和に向けた台湾側の努力をアピールした。(共同)

基本的には台湾の事は台湾の民が決めるべきなんだが。

 中国外務省の孔泉報道局長は20日、日米政府が日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意した「共通の戦略目標」に台湾海峡問題を盛り込んだことについて「中国の主権に触れている。断固反対する」と不満を表明した。

 報道局長は「日米軍事同盟は2国関係の枠を超えてはいけない」と指摘し、日米が「(アジア)地域の他国の利益も考慮して、この地域の平和と安定に寄与するよう希望する」と述べた。

 また、同目標が「中国が軍事分野での透明性を高めるよう促す」としたことについて「中国が領土保全のために進めている国防政策に対する口出しは通用しない」と非難した。(共同)