中国の姿勢

中国の胡錦涛国家主席は22日午後、北京の人民大会堂自民党武部勤公明党冬柴鉄三両幹事長と会談し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を取りやめるよう改めて要求した。胡主席歴史認識問題に関し「目にしたくない動きが日本にある」と指摘。具体的に(1)日本の指導者層の靖国神社参拝(2)歴史を美化した教科書(3)台湾に言及した日米両政府の共通戦略目標−を挙げ、批判した。

とか、

 町村信孝外相は23日夕、中国の呉儀副首相が「緊急の公務」を理由に小泉純一郎首相との会談をキャンセルし予定を早めて帰国したことについて「理由を説明すべきだ。最低限の国際マナーは守ってもらいたい。先の大使館への破壊活動と一脈通ずるものがある」と述べ、中国側の対応を厳しく批判した。

 小泉首相も「先方がぜひ会いたいということで、私も喜んで予定をつくった。野党の審議拒否が伝染したのか」と不快感を表明。中国側の真意について、政府内にはさまざまな憶測が広がっているが、反日デモ後、改善の機運が見え始めた日中関係冷や水を浴びせる結果になったことは否めず、両国の信頼回復が一筋縄にはいかない現実を浮き彫りにした形だ。

 もともと首相と呉副首相の会談は、関係改善に向けた交流拡大の象徴として、7日の日中外相会談で中国側が提案し、設定した経緯がある。訪問先の首脳との会談を断ること自体が極めて異例だが、そうした経緯があるだけに、日本側には「胡錦涛国家主席は日本との関係改善を進める意向だったはず。中国指導部の中で何かが起きているのではないか」(外務省筋)と不満と同時に、困惑も広がっている。(共同)

内政干渉はするは、外相が首相との会談を一方的にドタキャンするは、徹底的になめられてますな。特に後者は国際的に見てどうなんだろう?かなり悪質だなぁと思いつつ。