人民元の切り上げ

「中国 元 切り上げ」というキーワードでググッて見ると色々と経済関連のニュースが引っかかる。外部的には、特に欧米では以前から望む声が多かった。中国内部にもそろそろ切り上げを実施する時期であるという見方が広がっているのだろうか。
元が切り上げられた場合の影響と言うのは、どういうものだろうか?

  • 中国産の物品の値が上がる。
  • 中国を製造工場として見た場合、コスト増要因となる。
  • 中国が(国外から、石油などの)資源を購入しやすくなる。

[ワシントン 13日 ロイター] スノー米財務長官は13日、米国は中国がより柔軟な為替制度に移行することを望んでいると表明してきている、と述べ、あらためて中国に人民元の変動幅拡大を求めた。

 同長官はCNBCテレビのインタビューで、「今こそ、その時だ。われわれは中国が行動するのを待ち望んでいる」とした上で、「これは主権国家が決定することだ。しかし、米国は中国が今行動することを望んでいると、中国も知っている」と語った。

 政府系シンクタンクである国務院発展研究センター(DRC)マクロ経済部の王召氏は、「現在の人民元レートは明らかに低すぎるため、変動幅を拡大すれば、実際には切り上げとなるだろう。変動幅の拡大についてはただ、いつ行うかという問題があるのみだ」との見方を示した。10日付で中国経済時報が伝えた。

 王氏は「レートの変動幅拡大には、まず5%、その後にマクロ経済状況が落ち着いてきた時期を見計らって、さらに5%といった風に段階的に行うべきだ」とのDRCの見解を示し、「2005年にはまず5%の変動幅を与えることを考慮してよいだろう」と分析した。(編集担当:恩田有紀)