Good bye 韓国

以前から韓国の様子を気にしていたけれど、皆同じ見解のようだ。

  • 日本の女性がなぜヨン様を〜韓国では日本と手を結ぶ気はない
  • 今では韓国は親北朝鮮で金正日はすばらしいとなっている→書店にコーナーまである
  • ノムヒョン大統領は北の核を問題視していない
  • 反日法の制定で親日派の一掃→今年から戦前日本に協力した人の調査が進む

勿論、地政学的に日本に近く、ご近所付き合いは必要なんだけど、あんまり多くを期待しても駄目だって事だ。
私は、韓国で自由主義や民主主義が成熟していって欲しいと願っている。でも、無理かも知れない。

 現在日本で活動する韓国出身の女性学者、呉 善花さんによれば、韓国では高等教育を受けた者ほど反日感情が強いという。呉 善花さん自身も元々は強烈な反日主義者だったが、御両親は日本の統治時代を知っており、日本のことを悪くは言わなかった。そんな両親を、教育が無いからだと思っていたそうだ。その後、日本に留学して実際の日本に触れた呉 善花さんは、今では韓国の反日教育に警鐘を鳴らしている。

 以前にも触れたことがあるが、最近韓国で出版され、たちどころに有害図書に指定されてしまった『親日派のための弁明』の著者、金 完燮氏も同様で、海外から自国を眺めることで考えが相対化し、異常さに気づいたという。ただ問題なのは、金 完燮氏の本が事実上の発禁処分になってしまったように、韓国内では彼らのようなニュートラルな視点で歴史を学ぶ環境が無いということだ。ナショナリズムの強化のあまり、韓国は一種の全体主義のような様相を見せている。

 「金 大中大統領は嘘つきだ」という記事を載せた韓国の言論誌は、なんと編集長が大統領本人から名誉棄損で訴えられ、刑事裁判で敗け民事裁判で敗け、自宅までとられてしまったそうだ。これはまともな民主国家のすることではない。ワールドカップで見たように、韓国のナショナリズムは常軌を逸している。反日感情もこれと同列の物なのだ。優しい日本人は、ワールドカップをきっかけに韓国がより身近になったと思っているが、問題はそう単純ではあるまい。今回の日韓大会でベスト16に入ったことで満足し、ありとあらゆる手を使って4位に入った韓国に拍手を送っているようでは甘いと思う。今回分かったことは「ワールドカップは平和の祭典では無い」ということだ。我々も、自国に誇りを持ち毅然とした態度を取らないと、全体主義のパワーに飲み込まれてしまうのではないか。

言論の自由が無い国で、民主主義が正しく育つとは思えない。民主主義が機能しなければ中国のような中央集権的な全体主義国家に成るのかも知れない。自らを批判できる視点を持てない国は、本当の意味で力を付ける事は出来ないだろう。
願わくば日本に害を与えないで貰いたい。