中国海洋石油(CNOOC)の動き

中国海洋石油:米石油大手ユノカル買収か

発信:2005/01/07(金) 11:27:32

 中国海洋石油公司の香港子会社である中国海洋石油有限公司[香港上場、中国海洋石油(CNOOC)、0883]は、海外石油会社が所有しているアジア事業の買収を検討しているという。早ければ、4月にも結果が発表される見通し。買収の対象に、石油、天然ガスの生産に従事する米石油大手ユノカル(Unocal)社の名が現在上がっている。6日付で香港・経済通が伝えた。

 中国海洋石油は2004年11月25日、総額10億ドル分の転換社債を発行。これを元手に、約30億ドルの現金を用意できる見込みとなった同社は、M&A(買収、合併)を通じて、生産量の増大、及び天然ガス事業を拡大を目指したい考えと思われる。

 ユノカル社は現在、タイ、インドネシアバングラディッシュミャンマーなどのアジア地域や、オランダ、アゼルバイジャンコンゴ、ブラジルで石油関連事業を展開している。(編集担当:黒川真吾)

中国海洋石油ユノカル社の買収観測を否定

発信:2005/01/07(金) 15:39:29

 中国海洋石油公司の香港子会社である中国海洋石油有限公司[香港上場、中国海洋石油(CNOOC)、0883]の曹雲石・高級副総裁は、同社が海外石油会社のアジア事業の買収に動いているとされることについて、これを否定した。7日付で香港・財華網が伝えた。

 曹・高級副総裁は、国際原油価格が依然として高いことを挙げ、「現在、『買い物』をするには良い時期ではない」と買収報道を否定した。さらに、「Unocal(ユノカル)社と接触したことはない」とも明言。