8月

シンガポール首相にリー・シェンロン氏就任

シンガポール新政権 “3首相”体制あす発足 父は顧問相に、ゴー氏上級相

ゴー氏はシンガポール大卒。政府系海運会社の役員を務めた後、一九七六年に政界入り。国防相、副首相を歴任し九〇年十一月、リー・クアンユー首相(当時)から首相職を移譲された。当時から国内ではリー・シェンロン氏の将来の首相就任が既定路線と受け止められており、ゴー政権はそれまでの“中継ぎ役”との見方が主流だった。


「私は彼(リー・クアンユー氏)と同じ靴を履こうとは思わない。私自身の靴を選び、私なりの歩幅でやっていく」


就任演説でこう宣言したゴー氏は、家父長的、権威主義的だったリー・クアンユー氏流の統治スタイルを改め、「一般住民との会話や出会いを大切にする庶民性で人気が出た」(地元英字紙ストレーツ・タイムズ)。

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