今日の中国ワッチ

領海侵犯

高い操艦技術 米軍も対処できない恐れも 中国の原子力潜水艦による日本領海侵犯の発生から一カ月余りが経過したが、この領海侵犯が偶発的なものとした中国側の説明とは異なり、意図的で極めて実戦的な訓練の実施だったことが、日米双方の事後調査で次第に明らかになってきた。日本近海における中国潜水艦の作戦行動が予想以上に高度なため、米軍が対処できない可能性も指摘されている。日米安保筋の話を基に、当時「東シナ海で何が起きていたのか」を検証する。

中国の原子力潜水艦による領海侵犯は意図的だったそうな。なんか煽られてるのかな?

原潜の行動からは、海域を自在に潜航できるかどうかをチェックする目的があったことが分かる。そして、日米に対抗した極めて実戦的な訓練でもあった。
 一九九六年の「台湾海峡危機」で、米国は空母を急派した。この教訓から、中国は日本列島からフィリピンを結ぶラインを「第一列島線」とし、これに「第二列島線」を加え、潜水艦の航行に必要なデータの収集や訓練の目安としてきた。
 潜水艦の位置を特定するには、ソナーから音波をぶつけ、その反射音を利用する。海域と水深によって水温や塩分濃度、水圧(三要件)が異なり、音波の伝わる速度と方向、角度も違ってくる。逆にこの三要件を調査しておけば、ソナーにどの程度近づいたら相手に捕捉されるか、事前に把握できる。これに海底地形図が加われば、どう空母に近づき、逃げればよいかも学べる。
 米機動艦隊は「敵性潜水艦」のいる海域には入らない。乗員数千人と最新鋭機を載せた空母の損傷は、戦略全体に影響するからだ。台湾へ向かう米軍が途中にいる中国潜水艦を排除するまでの間は、事態は中国有利に進む−。中国側はこう筋書きを描いているようだ。

と言うことだから、非常に実際的な情報収集活動だった訳ね。

少子高齢化

と言っても日本の事では無い。

また、当然ながら、20〜30年後には、超高齢社会の到来が懸念される。人口の年齢構造は極端な逆三角形の様相を深めており、中国の経済成長はある段階で急に減速していくことが予想される。中国は若い力による高度成長の時代から一気に高齢社会に踏み込んでいくことになる。  沿海と内陸の格差、都市と農村の格差を内包している中国政府にとっても、その舵取りは相当に難しいといわざるをえない。しかも、それには20年程度の時間しかない。  極めて短期間に経済を一定の水準に高め、格差を是正しながらソフトランディングを図ろうとするのか、あるいは、経済力を飛躍的に高め、世界の食糧、エネルギーを呑み込んでいくのか、それは地球規模の問題となることが懸念される。周辺の諸国は、前者を選択するように支援していくことが望まれる。

有名な、「一人っ子政策」の影響だそうだが、増え続ける老齢人口を扶養していく経済負担は相当なものが予想される。社会的な負担は福祉レベルの低下と増税となって現れるだろう。
貧富の格差が是正されず、さらに増税となれば、如何に愛国主義で民衆の目を眩まそうとしてもごまかしきれるものではなかろう。
ソフトランディング出来なければどうなるのだろう?内乱状態か?

人民日報が見る「現在の中日関係について」

中日間の歴史問題と現実の問題(東中国海海域に関する論争など)がこれに火に油を注いだ結果、両国の一部国民が相互に持つ反感の感情化は強まる傾向にある。相手国に対する過激な行為(日本右翼による在大阪中国総領事館突入事件や、サッカー日本代表チームに対する中国の一部地域のサッカーファンによる非友好的な行動など)もまた、両国関係の発展にとって不利である。エネルギーの供給・開発は本来、両国にとって巨大な「協力の舞台」となる分野だが、経済的利益や主権に関する論争が相互にもつれあう複雑な情勢となっている。また、両国間に政治的信頼が深刻に欠乏している状況の中で、偶然の突発事件によって両国間に深刻な戦略的誤解が生じる危険性が存在している。

潜水艦による領海侵犯なんかで紛争が起きた場合、「偶然の突発事件によって」なんて言い訳するんじゃないのか?
「両国間に政治的信頼が深刻に欠乏している状況」というのは、そうした状況を作り出しているの本当は中国なんだが、靖国神社に参拝をする小泉首相の責任だなんて言うんだろうな。
日本と中国との距離感というのは難しいものだ。