陳健大使

中国の事を考える人は精読しよう。
http://people.ne.jp/2000/03/20/newfiles/a1010.html

最後の所のメッセージ

切なる願いを託す言葉   
記者 陳健大使、これを機会に読者と日本の国民に何かお話したいことはありませんか。   
陳健大使 私が話したいことは一つだけです。つまり、世界のすべてのことは変えることができるということです。情勢を変えることもできますし、利益を調整することもできます。しかし、一つのことは変えることができません。それは地理的な位置です。このことを中日両国人民は認識すべきだと思います。われわれはよく、中日両国が「一衣帯水」の隣国だと言いますが、この表現は中国ではほとんどすべての家庭の人たちに知られています。しかし、日本ではあまり知られていないと聞いています。これは大いに強調しなければなりません。中日両国の地理的な位置はお隣のように近い。経済、資源、技術などの相互補完性はとても強いのです。二千年の中日往来の歴史から見れば、両国人民は「和すれば則ちともに立ち、戦えば則ちともに傷つく」ということです。互いに学び合い、互いに補い合い、密接に協力することは、両国民の共通の利益と長期的な利益に合致するとともに、自地域の平和、安定と発展にも有益です。両国民がこういう大局に着眼し、両国人民の利益の合流点を拡げ、両国の友好協力を促進するよう望んでおります。

まずは真摯に受け止めたいと思う。