愛国心について
前に鳥居民氏の”反日で生きのびる中国”という本のことを記した。
- 作者: 鳥居民
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2004/02/24
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
愛国心はどの国の国民においても当然の気持ちであり、大事な感覚だと思う。日本でも、国旗には敬意を払うという事は、学校で礼儀としてきちんと教えるべきだと思う。
でも、同時に注意しなければならないのだ。
自分の国を愛するのと同じように他国も尊重しなければならないと言うことを。
自分の国を愛する気持ちが高じても、他国を否定したり、馬鹿にするような事をしてはならないと言うことを。
また、同時に注意しなければならない。
愛国心は自国の状態・行いに対する国民の注意の目を曇らせる。このことは為政者に利用され、たやすく彼らの失敗を覆い隠し、自らへの批判を他国への非難に転化させてしまう。
我々日本人は過去にこういう事を学んでいる。私は、だから他国に伝えたい。もちろん中国にも、そして米国にも。
いまや私たちは国という概念を超えて、地球規模で物を考えなければならない時代に生きている。
愛国心を超えて考える術を培う必要があると思う。